デザイン/設計・施工事例
オフィスの改装や移転、店舗の新築や改装、ビルの改装には、様々な理由があります。また、プロジェクトの 基本構想から工事完了に至るまでにも「ストーリー」があります。こちらのデザイン/設計・施工事例は、完成写真を羅列して掲載するのではなく、最終のデザ インに至るまでの背景や「ストーリー」などを紹介させていただいております。
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株式会社 リエイ(本社オフィス) 様(福利厚生施設の管理・運営事業、高齢者介護事業、アジア介護ネットワーク事業)
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サービスを「商品」にする企業の本社エントランスは、「高級感」よりも「信頼感」を感じるデザインに。
■奇をてらわず、「信頼感」をデザインします。
最近のオフィス・インテリアは、「時代の先端を行く企業」とか「新しい感覚を取り入れている」と言ったコンセプトを表現するために、エントランスデザインに様々な工夫を取り入れています。しかし、最近あまりにも奇をてらったデザインを目にすることがあります。
インパクトを与えることはいいのですが、企業コンセプトを表現できなければ逆効果です。なにより重要なことは、企業の「商品」や「顧客」の性質を十分に理解してデザインをするということです。
■企業の「歴史」「実績」もデザインには大きく関わります。
オフィスデザインに於いて、最も"デザイン"が表れる空間は、エントランスです。株式会社リエイ様(以後、敬称略)のように、創業30年以上、着実な実績を上げている企業のデザインは、いわゆるオーソドックスなデザインが効果的です。さらに、インテリア仕上げ材料のひとつひとつに質の高い素材を使うことが、さらに効果を上げることになります。
この度のデザインは、床と建具に用いたダークブラウンの落ち着いた木目を基調に、ライトブラウン漆喰壁をつくり、落ちついた色調のカラースキームにしました。エントランスは細かいモザイクタイルを貼ることで、アクセントをつけました。
■オフィスの立地について、もうひとつのあり方を実感しました。
対外的イメージアップ、社内に向けてのモチベーションアップのためのオフィスづくりに於いて、インテリアデザインは重要な役割を果たしますが、もうひとつの要素に立地条件があげられます。
オフィスの立地と言えば、千代田、港、中央区・・・或いは、丸の内、赤坂、南青山・・・など、地域イメージと企業の職種イメージを重ねて考えます。
しかし、地域イメージ第一に考えて入居したオフィスと予算とが合わず、それでも無理して入居した結果、窮屈なオフィスになってしまっては本末転倒です。
今回のオフィスは、千葉県浦安市で、京葉線新浦安駅と直結しているビルに入居しています。隣駅は、日本屈指のリゾートのディズニーリゾートの駅「舞浜駅」です。東京駅へも乗り換え無しで20分程度。何より、企業イメージを考えると、「丸の内」「新宿」というビジネスマンが早足で動くイメージの街ではなく、すこし緩めに時間が流れるイメージの湾岸リゾート地域のこの浦安という街にオフィスがあることにとてもフィットしていると実感しました。
この度の案件は、有楽町の本部・相談サロン(ケアガイド・エール)開設の際に内装工事のクォリティーが評価されたことで、本社オフィスのリニューアルプロジェクトをデザインから施工・移転業務まで、全て任せて頂きました。
ありがとうございました。
1 | 【エントランス】インフォメーション。 |
2 | 【エントランス】コーナーの曲面を利用したインフォメーションウォール。 |
3 | 【エントランス】応接室エリアを望む。 |
4 | 【エントランス】インフォメーション横のミーティングスペース。 |
5 | 【エントランス】ミーティングスペース前からインフォメーション方向を望む。 |
6 | 【応接室エリア】4人用の応接室。 |
7 | 【応接室エリア】6人席の応接室。 |
8 | 【応接室エリア】応接エリアからエントランス方向を望む。 |
9 | 【社長室】ディズニーリゾートを望む窓。 |
10 | 【執務室】デスクの間隔が広く、仕事に集中できる。 |
11 | 【執務室】執務室中央にあるミーティングスペースはタイムリーな打合せが出来て好評。 |
12 | 【会議室】中央付近の可動間仕切りを解放。36席の大会議室。 |
13 | 【会議室】中央付近の可動間仕切りを閉じ。18席の会議室。 |
14 | 【会議室】中央付近の可動間仕切りを閉じ。18席の会議室。 |