デザイン/設計・施工事例
オフィスの改装や移転、店舗の新築や改装、ビルの改装には、様々な理由があります。また、プロジェクトの 基本構想から工事完了に至るまでにも「ストーリー」があります。こちらのデザイン/設計・施工事例は、完成写真を羅列して掲載するのではなく、最終のデザ インに至るまでの背景や「ストーリー」などを紹介させていただいております。
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レッドフォックス株式会社 様(SI事業、教育事業、出版、アプリ開発事業)
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■STORY
新たな事業展開とオフィス移転を機会に、オフィスインテリアを一新。
レッドフォックス株式会社様(以後レッドフォックス)の創業は、平成元年5月。SI事業を基軸として着実に業績を上げ、同時に出版事業、教育事業と業務も拡大してきました。
そして平成21年からの新事業であるスマートフォンのアプリケーションの受託開発と本社移転を機会にオフィスインテリアを一新したオフィスづくりをしました。
これまでのオフィスは、ITコンサルタントを前面に出したイメージのインテリアでした。今回のオフィスは開発したスマートフォンアプリケーションの"レシピコレクション"をイメージする空間をエントランスにつくることになりました。
これは、このアプリケーションが事業の主力ということではなく、また企業の方向転換を図るということでもありません。新たな事業展開を社員に意識付けすると共に、対外的にもアピールするという目的です。
スローガンやメッセージをHP上で公開したり社内に掲示したりする方法もありますが、受け止める側の捉え方の誤差を無くし、メッセージをより正確に伝える為には、イメージを具体化した空間をつくることが最大の効果をあげると考えてこの"仕掛け"をレッドフォックス経営陣は実行しました。
オフィスの一部にカフェ的な要素をつくるのではなく、カフェをオフィスとして使うという発想。
「オフィスをデザインする」ということは、まずエントランスに会社のロゴやサインがあり・・・とオートマチックに思考の中をよぎっていく。
そうした既成の概念や手順を打破し、抜け出していかなければならなかったが、なかなか抜け出せずにいました。
今一度、頭をクリアにして、デザインを進める前に考えたことは、あまり細部にこだわらない。「会社のサインボードを設置しない」など、大胆な発想に切り替えてデザインしていきました。
また、「レシピコレクション」という料理に関するアプリのイメージを全面に表現していく方法はシンプルに、「料理の写真パネル」や「料理素材のフィルム」にしてディスプレイすることにしました。
このデザインプランが、クライアントのイメージとマッチして、このアイディアをさらにブラッシュアップし、完成へと到りました。
1 | エレベーターホールからエントランスを望む |
2 | エントランスホール右奥からのVIEW |
3 | エントランスホール左奥からのVIEW |
4 | 左奥にはサービスカウンターが |
5 | サービスカウンター上には受付用電話機 |
6 | ちょっとしたキッチンアイテムにもデザインに気を配ります |
7 | ガラスフィルムには料理の素材をプリント |
8 | 壁面には料理の写真をパネルにしてディスプレイ |
9 | 個室のミーティングスペースの仕切りはは開放感のあるガラス |
10 | 3人用ミーティングルーム |
11 | 6人用ミーティングルーム |
12 | 細部にわたりデザインがちりばめられています |
13 | 家具のイメージはエントランスエリアを踏襲。壁面いっぱいにホワイトボード・・・どこでも書けます |
14 | ダストボックス、掃除機などスッキリと収納 |
15 | セミナールーム兼大会議室 |